塩味ビッテンさん
レビュアー:
▼
「ゴトーを待ちながら」「果報は寝て待て」のパロディーと思って手に取ったあまり期待していない作品でしたが、豈はからんや。良い本に巡り合いました。
実は売れっ子「原田マハ」のデヴュー作で、第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した鳴り物入り。受賞作品にふさわしく「優しいラブストーリー」に仕上がっていて好感が持てます。沖縄県与那喜島のゆっくりとした雰囲気、空の色、海の匂いが感じられ、若い読者にも受けそう。
南の小さな島で雑貨店をしながら愛犬のカフーとのんびり暮らす明青は、ある日1通の手紙を受け取ります。差出人は、幸という知らない名前。「あなたのお 嫁さんにしてください」というメッセージが書かれており、そのとおり突然美しい女性が島を訪れ押しかけ女房生活に突入します。しかし彼女には、島を訪れる理由がありました……。
この後島の美しい自然を背景に、ちょっとミステリーテイストなラヴストーリーが繰り広げられます。
この物語には悪人は出てきません。ちょっと意地悪な友人はいますが、最後はきっちり和解できます。古典落語の紺屋高尾(こうやたかお)を彷彿させる善男善女の物語です。続編が読みたいような読みたくないような、、、、、。
南の小さな島で雑貨店をしながら愛犬のカフーとのんびり暮らす明青は、ある日1通の手紙を受け取ります。差出人は、幸という知らない名前。「あなたのお 嫁さんにしてください」というメッセージが書かれており、そのとおり突然美しい女性が島を訪れ押しかけ女房生活に突入します。しかし彼女には、島を訪れる理由がありました……。
この後島の美しい自然を背景に、ちょっとミステリーテイストなラヴストーリーが繰り広げられます。
この物語には悪人は出てきません。ちょっと意地悪な友人はいますが、最後はきっちり和解できます。古典落語の紺屋高尾(こうやたかお)を彷彿させる善男善女の物語です。続編が読みたいような読みたくないような、、、、、。
お気に入り度:







掲載日:
外部ブログURLが設定されていません
投票する
投票するには、ログインしてください。
「本を褒めるときは大きな声で、貶すときはもっと大きな声で!!」を金科玉条とした塩味レビューがモットーでございます。
この書評へのコメント

コメントするには、ログインしてください。
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:宝島社
- ページ数:346
- ISBN:9784796663526
- 発売日:2008年05月12日
- 価格:480円
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。






















